美山の風景(その10)万所


2008年5月


  万所、である。これまた山深く、現在では定住している人はいないようである。夏季のみ、それも樵小屋にかつての痕跡を留めるのみか。

 神崎の分岐から数キロ、KDXの特性を生かした走りで進むと簡易舗装がいつの間にかダートになる。


 ダートのまま急勾配を更に更に登ると、何とかまでたどり着く。
 ここで道はY字に分岐していて(リンクしている地図と実際とは異なっている)、両方とも通行止め。チェーンが張ってあり、どうやらここも林業専用の道路らしい。訪問したのは休日だが、平日ならばチェーンは開いているかもしれない。






 ちなみに左は下っている。ひょっとしたら白岩の方へ抜けるのかもしれない。





 



 右は登っているがほぼ頂上に近いので、程無く山を越えて板取側に抜けているのかもしれない。機会があったら板取側からもアプローチしてみよう。


 これは峠を下りた所、リンクしている地図を下へたどっていって、ちょうど万所と書いていある辺りにあった小屋である。
 この辺りはやや開けており、かつて集落があったのかと思わせるような按配であるが、この小屋自体は樵小屋であろう。電気が来ているのには、ちょっと驚いた。








 これは小屋の裏にあった池である。ここに山水を溜めて使っているようである。


 さて、ここからは神崎方面へ下って行き、三尾への分岐を目指すことにする。


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