美山の風景(その9)神崎


2008年5月


  神崎は谷合から仲越までの丁度中間に位置する。今でもそこそこの人口を抱えてはいるが、恐らく高齢化に悩んでいるのは他の過疎集落と同じであろう。岐阜バスもここまでは来ている。

 
 谷合交差点から県道200号を北上すること約10キロ、神崎口のバス停がある。

  神崎は、谷合から仲越までの丁度中間に位置し、今でもそこそこの人口はある。
 ただ、バスは神崎まで。この先は伊往戸に若干の住人と、冬季無人集落の仲越があるだけである。そのせいもあってここから先は県道が激しく狭くなるのである。



 ちなみにこのバス停、屋根付きなのは御覧の通りであるが、中にはソファー、左側のコンクリート壁は手洗いである。夏季であれば十分、一夜の宿として機能するものと思われるが(冬季は凍死する可能性大なのでお勧めしない)、熊出没注意であるのはこの辺りの山々のお約束である。


 ちょっと大きな写真になるが、美山の全体像が良く掴めるので掲載してみた。北山地区とあるが、美山のほぼ全体を示している。今回、美山の風景と題して紹介しているのも、実はこの北山地区の事である。

 これ以外の地区を何と云うのかは知らないが、東側の柿野谷地区、西側の塩後地区は載っていない。
 柿野谷、塩後ともに1本の主要道路にそって集落があるだけであり、北山地区程には分岐した支線を持っていないのである。

 下の写真は北山小学校、今では廃校である。が、鉄筋コンクリート3階建てであったことから、かつての人口が偲ばれる。
 











 






 ここは神崎集落から円原への分岐点である。写真では分かりにくいが、向こう側にある家の手前の道を右へ入って行くと円原、今島方面へ至るのであるが、それはまた次回以降にレポートする。




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