美山の風景(その8)白岩


2008年5月


  白岩も仲越に比肩する秘境である。尤もこちらは家屋は残っているもののほぼ廃屋状態であり、人は住んでいないようである。ただ土地の手入れの状況から察するに、完全に放棄されてはいないのだと思う。

 
 伊往戸の分岐を右(東)へ行くと、白岩の集落(跡?)へ入って行く。
 3キロほどコンクリートの簡易舗装が続いて、廃屋(?)の前で道は終り。と云うよりもむしろ、この家の為に道が付いていると云った方が正しいのであろう。
 この辺りだけ開けていて、家が何軒かあった。いずれにしても軒下につっかい棒のある、典型的な豪雪地帯の造りである。





 行止まりから500mほど戻ったところ(地図参照)、更に東へ道が分岐しているところの少し南側にある熊野神社である。神社があるという事は、比較的まとまった集落があった証拠である。村の鎮守、と云うではないか。

 ちなみに分岐の先は地図の通りにすぐに行止まりとなった。





 白岩を訪問した時は既に日暮れが近かったので、時間が余り取れなかった。後日再訪したら、また詳しくレポートするつもりである。手回し式のサイレンはまだ生きているのだろうか?

 東へ分岐した行止まりの道には、かつて数軒の家があって今でも土台が残っているそうである。予め分かっていれば確かめたのだが、予備知識無く訪問したのでそのような事には思いもよらなかった。


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