美山の風景(その7)仲越(3)
2008年5月
仲越の最終回である。このような山奥に人が住んでいるとは唯々驚くばかりであるが、かつては林業でそれなりに栄えたのであろう。小中学校が廃校となった時の児童数25名がそれを物語っている。あと10年か20年、必要な資料は今のうちに集めておかないと何も分からなくなってしまうであろう。 |
後日知ったのだが、この仲越集落は近年、行政側の指導により冬季無人集落となったようである。この辺りは積雪地帯(家屋の軒につっかい棒がしてあるのがわかるだろうか)であり、唯一の生命線である県道200号が雪で閉ざされないように、行政は数軒の為に神崎辺りから更に10キロ、除雪をする必要があったのだ。過疎と税収不足に悩む地方自治体にとっては、負担だったのだと思う。 |
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