美山の風景(その13)円原
2008年5月
円原にはある程度まとまった集落がある。また、廃鉱山跡も存在する。円原川の伏流水は日本一だそうであるが、そう云われてみれば確かに群を抜いた清流、という感じもする。
神崎集落から円原川を遡ること約2キロ、対岸に出てくるのが
円原
集落である。
対岸の集落へは軽自動車がやっと通れるくらいの橋がかかっているだけで、それ以外では外界と通じてはいない。普通乗用車やそれ以上のサイズの車は、川のこちら側に駐車している。
消防車や救急車のサイズでは勿論橋を渡れないのであるが、大丈夫なのだろうか。(尤も、それらがここへ来るまでに小一時間はかかるであろう事の方が重大問題だが)
円原自体は林業で生計を立てているようなのであるが、もう少し奥へ入ると鉱山跡がある。以前来た時は確か「川崎製鉄」の看板が出ていたと思うのだが、間で企業の合併があり、今はJFEミネラルになっている。(看板の住所、岐阜市粟野東には宇部興産があった。それと合併したのであろう)
鉱山跡の前だけは道が広くなっているが、基本は軽自動車幅、簡易舗装である。これでダンプが往来していたのであろうから、少々驚きではある。
それにしても長良川から伊吹山に挟まれた、奥美濃の山地は小さな鉱山が多い。岐阜と福井の県境にある九頭竜湖南側にも廃鉱が多くあるようで、そのうちに行ってみたいと思っている。
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