ユーザー車検2013

2013年12月2日


 3回目のユーザー車検とそれに付随して行った整備を記録しておく。

3回目のユーザー車検(1回目2回目はこちら)とそれに付随して行った整備を記録しておく。

T 整備編
(1)RブレーキPAD交換

まずはリアのブレーキPAD交換。前回同様、デイトナのハイパーPAD。安いし、持ちもいいし、なかなか良い。
 あと、クリップ、スプリング(2ヶ)、PAD PINも純正新品に交換。(左が旧品、右が新品)











 外したPADは明らかに片減りしていた。
 キャリパのピストンの動きが明らかに硬かったので、モミダシ。だいぶマシになったので、次は大丈夫でしょう。
 ブレーキディスクもやや削れてきた気配があるので、次の車検までには何か考えた方がよいかもしれない。










(2)クーラント交換

 クーラントも車検ごとに交換。これはホームセンターで買った、2Lで600円くらいの安いやつ。前回も同じものだったし、特に問題無し。












(3)オイル交換

 オイルは贅沢にもワコーズのPRO STAGE−S。
 まともに買うととても高いが、ヤフオクで5000円だったので買いでしょう(笑)。ついでにフィルタも交換しました。












(4)マフラ交換

 マフラもサビサビだったので交換。実はこれ、前回サイレンサをヤフオクで購入した時に、否応無く付いて来た物。わりあいと状態が良かったので、再塗装して使用することにした。しかしおかげで、マフラ取り外しのためにオイルクーラを取り外したので、予定外のオイル交換をするハメになったのだが。

 ちなみに、オイルクーラに加えて、シリンダブロック前方にある2次エアのチューブを取り外したら、マフラはもっと楽に外れるかもしれない。






(5)ゴムホース類交換
 実は今回整備作業のメインがこれ。何せ私のマシンは2000年型、製造から13年も経てばゴムも劣化しようというもの。なので、比較的手の入りやすいところ、劣化が激しいと思われたところを交換することにした。




 まずは燃料ホースの交換。手前の2本の金色のスプリングが旧品、既に取り付いている銀色のスプリングが新品である。ホース類を交換するときはクランプ類も交換するのが基本。マニュアルでは、燃料ホースは4年ごとに交換となっているが、13年経って硬化は見られなかった。
 ついでにブレーキホースとクラッチホースも4年ごとの交換となっているので、次回車検までにメッシュホースへ換えてやろうと思う
(フロントブレーキはマスターのラジアルポンプ化の時にメッシュを入れたが、バンジョーがアルミなのでこれをステンに入れ替えたいと思っている)。
 燃料ホースを交換する時、当然だが燃料がダボダボ漏れた(苦笑)。対策は、手早く作業を行うくらいしか思いつかない。





 ブリーザホースも交換(写真中央の銀色のスプリングと絡まってるヤツ)。劣化は見られなかったが、手が入りやすいのでついでに(笑)。

 写真は旧品の状態、新品は写真を撮り忘れたが、クランク状に曲がっている。クランクの前後で長さが違うので上下があると思うのだが良く分からない。だれか知っている人、いますか?









 燃料タンク後方下部から出ている(写真は右が前方)2本のホースを交換。著しい硬化は見られなかったが、念のため。














 どっちのホースか忘れたが、写真の通り、途中に切れ目がある。
 劣化して破れたのかと思ったが、新品にもあった。目的は不明である。












 写真はエンジンを右斜め前から見たところ。画面の左上から右下へ横切っている太いのはラジエータホース(これは次回車検時に交換予定)で、今回交換したのはその隣にある中くらいのホースと細いホース。
 いずれもシリンダブロック前面にある2次エアバルブから、中ホースはエアクリーナボックスへ、細い方はNo4のスロットルボディ入口につながっている。










 手前、下から上へエアクリーナボックス右下部へ入っていっているのが中ホース。














 写真右が前方。見えているのはスロットルボディのNo4である。後方からU字で前方へ入っている細いホースがそれ。














 中ホースを外した。エアクリーナボックス側では普通のゴムの弾力を保っていたが、エンジン前面の部分ではプラスチックのように硬化していた。ちょっと曲げてみるとごらんの通り、亀裂だらけ。簡単にパキパキと折れてしまった。












 こっちは細いホースの方。
 状況は中ホースと同じ、エンジン前面の部分がプラスチック状に硬化、取り付いていた形のまま(ゴムなのに)変形せず、パキパキ折れる折れる(笑)
 10年車のハヤブサは、すくなくともこの2本は交換した方がよいかもしれない。










 エンジン前面の2本が硬化していたので、念のため2次エアバルブとシリンダをつなげているゴムホースを交換。ちなみに上部はチューブなので交換の必要無し、ゴムホース部はバルブから出てL字に曲がっている部分である。
 写真はエンジンを右斜め前から見ている。中央あたりにチラッと見えている黒いのがオイルフィルタ、その上の、写真上部に立ち上がっていっている2本がそれである。









 ホースを外したところ。接合部で半分固着っぽかったので、カッターでホースを切って取り外し。外す時は引っ張るだけなのでよいが、取り付けは上のチューブを外した方が楽。ただし、チューブとシリンダブロックの当り面には、当然だがガスケットがいるので準備を忘れないように(実は忘れたw)。画面右手前にでっかく映っているのはエキゾースト。外さなくても手は入るので作業は可能。
 左側にも2本あるのをお忘れなく。








(6)総括
 車検前の整備はここまで。これであと10年はもつかな(笑)。4月からは大学生が2人(来年からは3人?)だから、もう少しだけ頑張らないとね。



U 車検編
 今年は岐阜にいたのに忙しく、車検の予約が取れたのは12月の1週目、しかも午後。万が一不測の部品交換が出て、しかも間に合わなかったら車検切れ、である。その上、午後からでは何かあった時に当日中に処置できない可能性もある。

 前回同様、受付開始には遅れた(笑)。なぜだろうねぇ、毎回到着予定時刻が狂う。次回はギリを狙わずに、30分前に着くつもりで行こう。
 ところで、午後からの受検で気づいたのだが、書類の販売や納税の受付(隣の自動車税事務所、の方)は昼休みでもやっているのだ。窓口の人は減るけどね。





 これは今回持ち込んだ秘密兵器(笑)、ただのボードである。
 これで書類をまとめて留めておくとすごく便利。100均で購入。













 さて、車検自体はいつも通り、とはいかなかった。フロントフォークを交換した時にフロントカウルを外したので、光軸のズレを心配していたのだが、案の定、アウト。仕方がないので車検場近所のスギヤマテスターへ。気になる値段は1050円だったが、その手際のよいこと。何も言わないでもアゴ下の整流板をさっさと外し、裏側へ手を入れてたちまち調整完了。この間、5分どころか2〜3分である。時給にしたら2万〜3万円?ハヤブサは、上気味へ光軸を合わせるのがコツらしく、テスターに黒マジックで「ハヤブサ上20mm」と書いてあったのには笑った。しょちゅう来るんだねぇ。






 スギヤマテスターで、なぜかライトの上側(ハイビーム側)を広告でマスクされた。こうすると光が散乱せず、検査に通りやすくなるんだとか。スギヤマから車検場までこのままで走りましたとも。










 

 光軸のズレ、という不具合はあったものの、修正して2度目の検査で通過。無事、新しい車検証をもらいました。
 あと、前回の車検で「印はいらない」みたいなことを書いていたが、今回は必要だった。何か感違いしていたのか?とはいえ、必要の有無に関わらず、お役所へ行く時は印鑑常時携帯が常なので特にどうということは無かったが。









 さて、気になるお値段の方は、

項目

金額

 自賠責

 13640円 

 重量税

 3800円

 検査手数料

 1700円

 書類一式

 130円

 テスター代    1050円
 合計

 20320円









 光軸が狂っていなければ、2万円を切る安さ。自賠責と重量税が下がったおかげだが、こりゃ次回も次々回もユーザー車検だな。もう、店に出す体には戻れない(笑)

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