フロントフォーク交換

2013年5月3日


 この3年余り、断続的に東京へ長期出張に行っていたので、ロクな整備(部品交換)をしていない。車検だけは何とか時間をつくってユーザーで行ったが、それはそれ最低限のものだけである。実は買い集めた交換部品がたまっていたので、GWを利用して一気に片付けることにした。
 まずはフロントフォークから。

 ハヤブサを購入してからはや10年(!)、66000km(!!)、そりゃサスもヘタろうというものである。
 実は2005年(8年前)、25000kmの時に1回オーバーホールをしている(前後とも)。その時の感触といったらそりゃあもう、素晴らしいの一言に尽きた。ただそれもその後、1万kmぐらい走ったところで元のヘニャサスに戻ってしまった。
 という訳で、1万km毎にサスをオーバーホールできればいいのだろうが(エンジンをいじるよりお勧め)、決して安くは無い。フロント、リヤともに3万円弱の金額がかかるのだ。
 どうせ3万もかかるならいっそ、ということで、前々からハヤブサ後期型(03〜07)の金色のフロントフォーク新同品をヤフオクで狙っていたのだが、うそかまことか折り良く走行500km(!)という品を4万で落札。新品の半額である。もちろんそのまま使うわけでもなく、取り付け前にいつものバイク屋でフォークオイル(ズズキ純正)とオイルシールの交換だけをしてもらった。こっちは〆て1.2万円。



 フロントフォークを外すためには、トップブリッジ横と下側のボルトを外さなくてはならない。ネット上ではカウルを外さずに作業をしているものもあるが、?である。上はともかく、下は工具が入りそうに無いのだ。少なくとも手持ちのものでは。











 これは下から見たところ。ラムエアダクトがじゃまで、ソケットレンチが入らない。トルク管理のボルトでもあるし、作業を確実なものとするためフロントカウル回りを全バラすることにした。












 フロントカウルを外すには、ミラーを外して、左側にあるワイヤハーネスのカプラを外して(外しにくかったが)、前へ抜くだけ。ちょっと硬かったが、何とか。なんか、首を討ち取られたみたいだ。

 この後、ダクトを外してから(これまた前へ抜くだけ)各所のボルトを緩め、ジャッキUPしてからフロントフェンダ、キャリパ、タイヤを外していく。







 ん???















 おお、左側のバックミラーステーがものの見事に内側へ曲がっている(汗)
 いつぞや、ガードレールにもたれかかった時の結果だろう。どうりでその後、スクリーンが取り付けにくかった。はずだ。



 フロントフェンダに取り付いているブレーキホースのクリップ。フェンダの内側に返しが付いているので外しにくい。内側へ手を入れてつまんでやる必要がある。これが2ヶ所。













 ボルトを緩めると不意にフォークが落ちてくるので、足で支えておく(笑)。左手はフォークの上、右手はラチェットを持っている。
 おっと、フォークを取り外してしまうまえに、トップボルトを緩めておかなくては。











 じゃーん、新旧の比較。上側の金色が新フォークである。走行距離が長くなるとインナーチューブの金メッキが剥がれてくるらしいが、その時はその時。今度は08&UPの純正フォークと純正ラジアルマウントキャリパに交換しよう(笑)。アダプタもTEAM ADACHIから販売されていることだし。(更に13年型からはABS付きのbremboになっているので、次の交換が実は楽しみだったりする。新型ハヤブサもいいけど、340km/hメーターと尻尾の広さは捨て難い魅力なのだ)







 旧部品。外すまでは気付かなかったけれど、なんとなくメッキが剥がれていて、かつフォークオイルも漏れてる。交換してよかったなぁ。












 取り付いたところ。
 作業自体の難易度は高くないが、ここまでバラさないといけないので、非常にメンドクサイ。






















 じゃーん、出来上がり。
 上段が旧、下段が新だ。
 オーリンズみたいでしょ(それが本音か!www)



















 と、これを書いていて思い出した。しまった、ついでにステムベアリングの交換もしておけばよかった。しかたがないのでそれは次回(いつだ?)に交換することにしよう。
 ところでこのサスのインナーのメッキが剥がれて格好悪くなったら、、08年式〜のフロント一式を組み込む方向で考えてみよう。アダプタキットも出てるようだし。

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