平岩鉱山跡と小那比小学校



2008年9月28日
 


 関市上之保から八幡町小那比の辺りは廃校が点在するのである。さほど山深い訳ではなく、また、高度成長期に人口が流出した訳ではないので、廃校と云っても比較的新しい。しかし、これからは都市近郊にもこのような廃校が増えていくのだろうか。

 
 実は最近少しだけ興味があって、関市上之保平岩の平岩鉱山跡へ行ってみた。
 蛍石が採れるらしいのだが、今日は時間が無いので偵察だけ。そのうちに本格的に掘ってみたいと思ってはいるが。










 こちらは鉱山近くにある上之保東小学校、廃校である。廃校と云うのは何も、木造の古い校舎だけではないのである。
 










 こんな山の中に、と思うが25mプールもある。平成15年に上之保小学校と合併した、とあるからつい最近のことだ。最後の卒業生は今、高校生だろうか。



  小学校から少しだけ南へ下ると、平岩の集落がある。
 人はボツボツと住んではいるようであるが。
























 さて、次は八幡町小那比(おなび)へ向かう。


 小那比へ向かう途中で見つけた廃屋。なかなか味がある。










 
 が、なぜか「囲碁クラブ」、「王将CLUB」の看板が。
 山の中の一軒家なので、付近に民家は無いのだが…。



 ここも途中で見つけた小那比保育園、現在休園中である。そこはかとなく寂しさが漂っているが…。
 山の中なので子供も少ないのであろう。










 更に北へ進むと小那比小学校があり、ここも廃校である。


























  「小学校」の「小」の字が落ちて下にあるのがわかるだろうか(右下の写真)。

 平成14年に廃校、全盛期は在校生徒200人余だったそうだが(この山の中では俄かに信じられないが)、最後の生徒は4人だそうである。碑には創立130年とあるから、私が卒業した小学校と大差無い。
 小那比小は、その残滓としてホームページを残しているが、読んでいると何となくこみ上げるものがあるのである。

 小那比にはこの他に小那比中学校(昭和63年廃校)、小那比小学校分校(?)があるのですが、場所が良くわからなかったのと時間が無かったのとで、探し切れてはいない。両方とも趣のある木造校舎とのことだったのだが…。

 この後、八幡町と美並町の境にある大峠付近の林道にちょっとだけ入ってから帰った。














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