亀尾島林道 


2008年5月2日


  郡上市の亀尾島林道から北上して県道52号へ抜けるつもりであったが、途中で道が崩落しており断念。しかしおかげで板取の山の中を楽しむことができたのである。

 GW2日目の金曜日、KDXで近場の亀尾島林道(きびしまりんどう)へ向かった。
 R256を北上、タラガトンネルを東へ抜けて東海北陸自動車道路に行き当たる直前で北上、亀尾島川を遡上する。


 相生、という集落を通過するのであるが、山の中であるにも関わらず意外と戸数が多い。と思っていたら、廃校を発見。相生小学校相生分校と云うらしい。








 今は近隣農家の物置小屋と化している。

 後日調べたところによると、この分校は昭和45年に廃校となっている。





 さて、ダートの始まりはここからである。
 熊出没注意は岐阜での山歩きのお約束。











 奥へ奥へと入って行くと、最後は道が崩落していた。
 写真では分かりにくいが道が完全に谷底へ落ちているので、徒歩でも通過は無理である。
 向こう側に見えるコンプリート製と思しき構造物は、橋であろうか。

 このまま亀尾島川を遡って北側の県道52号へ出るつもりであったのだが、予定が狂った。



 仕方がないので一旦戻り、途中の分岐(たぶんこの辺り)からタラガ谷〜大栃谷林道へ入って行く。


 
 途中、10mくらいの長さの橋みたいなものがあって、










 渡ってみようかとも思ったが、怖いので止めた。谷底まで5mくらいあるし、手摺も腐ってたりすると処置無しである。恐らくこれは林業の作業道だと思う。




 登り切ると、三叉路になっている峠に出た。向う側は見えているが、切通しなので他の三方向の視界は開けない。
 恐らくこの辺りにいるとは思うのだが、如何せん手持ちの地図には道が描かれていないので、どちらに行くべきかさっぱりわからない。GPSが欲しいと今思っても、後の祭である。
 悩んでいるとこれ幸い、左手の道から山菜取りのジムニーが登って来た。聞くと三叉路を右へ行くと行止まり、左へ行くとR256の旧道へ出るらしい。ならば、とまずは右へ進むことにする。




 
 暫く行くと、ジムニー氏の云う通り通行止め。道を造っていた。
 ここで三叉路まで引き返し、左の道へ行くことにする。









 三叉路を左へ行くとこの通り、ダートである。
 さっきのジムニーはこの道を登って来たのだろうが、それにしても林道で走っている車といえば、仕事、遊びを問わずほぼジムニーである。恐らく世界最強の4駆ではないだろうか。

 この後、急勾配だったり路肩が崩れていたり、KDXでも厳しいような道を30分以上走ったところでようやくR256の旧道に出た(新道のタラガトンネルの上辺り)。
 繰り返しになるが、本当にジムニーはここを通ったのか?(他に分岐している道は無いので通ったに決まっているのだが、信じられない。リンクの地図では分岐があるように書いているが、現状、そのような道は無いのである)

 
 林道入口で休憩していると、目の前を黒い影が飛ぶ。早速手持ちの網を振り回し、ミヤマカラスアゲハを採集した。














 旧道を下っていく途中で左手に林道が現れたので入ってみる。中美濃林道と云うらしいが、よく整備されたフラットダートが続く。そのうちに舗装してしまうのであろう。

 







 最後は工事中で行止まり。この先に道は無いのである。中美濃林道が、南側にある片知渓谷からの工事 も進んでおり、いずれつながる計画であることを知ったのは後の事である。


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