犬吠埼ツーリング

2009年11月15日


 尖端、とくれば行きたくなるのは人情である(何のこっちゃ)。千葉の尖端、犬吠埼へハヤブサとともに行ってみた。そこはまさに太平洋へ突き出た尖端であった。

 千葉へ行くのは初めてではない。
 その昔、北海道へ行く途中で横切っている(当然若干の観光含む)し、出張では船橋・六実の辺りに何度も来ている。が、だ。その太平洋に突き出た尖端、犬吠埼には今まで行ったことがなかった。そこで、せっかくハヤブサを出張先の東京へ持ち込んだので、行ってみることにしたのである。

 宿泊先からはまず北東へ走る。都内を下道で横切るのは得策ではないので、外環道を大泉ICから乗る。いいかげんな地図しか持っていないので、ICまで迷ったのはお約束である。外環道自体はいい道なのでハヤブサで気持ちよく走れるが、所々で川(?)を超えている所があり、結構な横風が吹く場合がありそうなので要注意である(実際のところ、後日であるがこの辺り、強風のため電車が不通となった日があった。さすが関東のからっ風、である)。
 外環道は三郷南ICで降り、R6で柏を横切り利根川の土手道へ出た。柏市内の混雑ぶりには辟易したが、それに対して坂東太郎(利根川のこと)の堤防道路は快適この上ない。パトカーや白バイがちょっとだけ気になったが、幸い、それらを見ることはまったく無かった。

 いいかげんに「まだ?この道で大丈夫?」と思い始めた頃に犬吠埼到着。さすが日本第二位の長さを誇る川ではある。
 

 とりあえず犬吠埼へ来た証拠に、土産物屋の前で記念撮影。




 











 犬吠埼灯台。
 明治7年に完成し、爾来、文字通り外房の海を照らしてきたツワモノである。
 (クリックで拡大)




 逆光のせいで暗く見えているが、ちょうど昼頃の写真である。

 何だか、本当に太平洋に突き出ている感じがする。

















 上の写真の辺りのパノラマがこれ。











 岬の北側には何やらタワーが。銚子ポートタワーというらしい。













 岬から西には風力発電の風車の群れが遠望できる。「銚子ちゃん」という名前らしいw





 銚子電鉄犬吠駅。空の青さもさることながら、駅舎の雰囲気も日本とは思えない?手前の畑はキャベツなのだが。
















 これで本日の目的の半分、犬吠埼への到達は達成した。
 もう一つの目的は、昔からの一度九十九里浜を走って見たいと思っていた、その実行である。とはいえ、ハヤブサで砂浜を走るわけにはいかないので、浜沿いの道を走るだけなのだが。

 ところが、である。浜沿いの道を走っているつもりが、防風林やら民家やらに阻まれて、砂浜どころか海面も見えない(ほぼ)。時間的なこともあって九十九里全てを走ることは諦め、1/3(?)くらい走ったところにある蓮沼で内陸へ向けて針路変更。成田空港の脇を通って成田市内を抜け、再び利根川の堤防へ到達。後は往路と逆をたどって宿泊先へ戻った。

 距離はあったが(400kmくらい走った)柏市内を除けば流れは良かったので疲れはさほどでもなく、天気も上々、楽しい一日であった。 



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