イブキヤマノボレ0411
2009年4月11日
通行料が高いことで有名な伊吹山ドライブウェイが、オープン当日と翌日だけ半額になることを知ったのは昨年の事である。以来雌伏1年(大袈裟なw)、この日を待ちわびていたのである。 |
岐阜滋賀県境にそびえる伊吹山。
関ヶ原には大雪を、濃尾平野の岐阜県側へは常時西風をもたらす(伊吹颪という。実際、各務原市にある空自岐阜基地の滑走路は280°方向を向いているのである)。
そしてそこには民営の伊吹山ドライブウェイがある。
岐阜へ移り住んで幾星霜(ちょっと大袈裟)、自宅から高々1時間足らずのところにあるにも関わらず、今までこのドライブウェイへは行ったことが無かった。理由は簡単、通行料金が馬鹿高いからである。バイクで2100円も取られては、二の足を踏むのは自明の理である(ちなみに乗用車は3000円)。
伊吹山のあるのは関ヶ原、関ヶ原名物と云えば「雪による新幹線の遅延」である。当然冬場のドライブウェイは、二輪はもとより車も走れるコンディションではなく(伊吹山の標高は1377mもある)、例年、11月下旬から4月中旬まで冬季閉鎖となる。
で、昨春。たまさかオープン当日にドライブウェイへ迷い込んだ会社のCBR氏が、「通行料、半額でした」との情報をもたらした。調べてみるとどうやら毎年、4月中旬のオープン当日とその翌日は通行料金が半額セール(?)になるらしい。ならば行くべし、と決めたのが1年前である。
今年の4月も数日を過ぎた頃、ふとその事を思い出して調べてみるとおぉ、次の土日がオープンではないか。早速各員に召集をかける。集まったのはいつものメンバー、X−11、CBR、GSX−R、916の各氏である。
鳩首相談、8時の開門直後は渋滞するようなので(X−11氏情報)避ける。しかし先着500台限定のオリジナルグッズと200名限定の伊吹鍋(無料)はどうしても欲しい(GSX−R氏)ので、8時半にゲートインとした。
当日は好天。集合時間にハヤブサ氏が遅れる(洗濯物を干していたら遅くなった、と云っていた)というハプニングがあったものの、何とかスタート。
伊吹山ドライブウェイは、Rの大きさ自体はハヤブサでも気持ちよく回れるであろうものが多かった。ただ、場所によって非常に(時には危険なほど)バンピーである。迂闊に飛ばすと(飛ばさなくても)痛い目にあいそうなので、これから行かれる御仁は気をつけた方が良い。その上、ガードレールの向うは断崖絶壁、怖いの何のって…。
結局、上りは徐行(に近い速度)で走行、下り方向の路面観察とした。下り車線は上りよりもマシな路面だったので、ある程度は飛ばしたのだが…。
とりあえず渋滞も無く、転倒者も無く、無事山頂駐車場に到着。
寒いかと思っていたのだが、今年はかなり気温が高いらしい。ポカポカ陽気を通り越している。昨年訪問したCBR氏は「寒かった」と言っているのだが。
この写真、もやでよくわからないが、画面の奥、左手は琵琶湖である。
ついでにもう一枚。
こちらは山頂を遠望している。
最短コースを選ぶと(当然、勾配はきつい)片道20分とのことであったが、ライディングブーツでは歩けたものではないので、アタックは遠慮しておいた(歳で足腰が弱っている言訳ではない、念のためw)。
が、メンバーの中で一番若いGSX−R氏(@彼女募集中)が、年寄組のダベリに愛想をつかし、いつの間にやら登頂。撮ってきた写真が次の2枚である。
まずは1枚目。上写真の山頂右手に見えている細長いものは、左写真の通り、山頂売店を囲む石垣である。
そして2枚目。何故か山頂には日本武尊の像が…(東征の折、この辺りでも戦ったらしい)
ちなみに、今回集まったのは下の5台。左写真手前からDUCATI
916、GSX−R1000。右写真手前からハヤブサ、X−11、CBR600RR。
そして待つこと1時間半。やっと出てきた伊吹鍋(無料)である。味は…、うーム、普通のとん汁かな?ちょっと薬草くさい気もするが(伊吹山近辺は薬草で有名なのである)。
ついでにこれは名物よもぎソフト。これまたお味はうーム…。
伊吹鍋を食したら山を降りて、次の目的地である多賀大社(彦根市の南)へ向かう。
多賀大社へは無事到着、と言いたいところだが、山門前の交差点で我隊屈指の名手、916氏(別名「赤い彗星」)がタチゴケ。幸い壊れたのはウインカーだけ。応急処置で直したが、情けない姿になっている(笑)。
なぜヤツがタチゴケ!?
皆の疑問にX−11氏が一言「ボウヤだからさ…」
多賀大社の由来は…、知らない(笑)
とりあえずこれが鳥居である。
しだれ桜が有名らしいのだが、それも行ってから初めて知った。桜の下で悲しげに佇んでいるのは、件の916氏である。その前方を早足で歩いているのはCBR氏。
多賀大社へ来た目的はこれである。
糸切り餅、100円ナリ。
なかなか繊細な味で、美味しかった。糸で切るので糸切り餅というようであるが、その他由来は下の通り。
凡そ七百年前北条時宗の時代蒙古王国勢に乗じ惣比烈を将として多数の兵船筑紫の浦に来る斯の困難に全国挙げて神社仏閣に祈願す |
あ、そういえば忘れてた。伊吹山でもらった限定500台の記念品はこれです、3ウェイ栓抜き。ショボイ…
【
ハヤブサ
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