六華苑訪問記
2008年12月14日
三重県桑名には明治のお雇い外人コンドルが設計した洋館、六華苑が残ってる。しかも、最近まで実際に人が住んでいたというから驚きである。 |
12月にしては暖かい日、かねてから興味を惹いていた六華苑を訪問した。
駐車場の銀杏がとても綺麗であった。
繰り返しになるが、六華苑は最近まで使われていた個人の邸宅である。この門構えを見る限り、とてもそうとは思えないが。
入場料300円成りを払って中へ入ると、アプローチの先に洋館がお出迎えである。
そして、洋館の右隣(北側)には和館の玄関がある。当時はこのように洋館と和館が一体となった造りが普通だったようである。
中の写真は少ないが、これは和館の廊下である。
写っている板張りの廊下は使用人用、隣には畳張りの廊下があり、家人専用としていたようである。
下の写真は食堂。箸を使う雰囲気ではない(笑)
この他、女中部屋が私の部屋よりも広かったことと、手洗いが二階にもあった(当然水洗)のが印象的であった。大正時代に二階に手洗い、しかも水洗である。私の実家は平成になる頃までそうではなかったし、我家には二階に手洗いは無い。
これは庭園から建物を眺めたところである。洋館と和館がくっついているのがわかると思う。
こっちは塔を下から見上げてみた。
それにしてもいい天気である。
こんな邸宅に住むお大尽になりたいような気もするが、もう無理である。我が人生の先は既に見えているのだ(笑)。
それにしても広い家は人間も大きくするような気がするので好きだ。
この後、長良川の堤防道路を1時間程走って、日が暮れる前に小さい我家へ帰宅した。