NISSIN RADIAL BRAKE MASTER

2007年5月5日


 SWAGE  LINE 同様、満足のいく一品。機会があれば換装をお勧めする。

 ヘタクソには良いブレーキシステムを、ということで(どこかで聞いたな)、ブレーキのマスターをラジアルポンプに交換してみることにした。

 定番のブレンボ、意表をついてベルリンガーなどがあるのだが、高いのである。一式数万円、メッシュホース交換と取付工賃を加えると10万円!(SBSのT氏)。

 仕方がないので更に意表をついて(というかこれしか選択肢が無い)、ニッシンのラジアルポンプ定価21000円を狙うことにした。SBSのT氏曰く「ニッシンでは変わらないのでお勧めしません」とのことだったが、欲しいものは欲しい、予算が無いのは無いで、仕方がないのである。

 ネットで調べてみると、どうやらニッシンのラジアルポンプには本体裏面にバンジョーフィッティング回り止めの突起があるものと無いものが混在しているらしい。そして突起ありの場合だと、ホースの取付に非常に苦労するらしいのである。ネット上にはこの突起をグラインダーで削ったりする剛の者もいたりするのだが、私は残念ながらグラインダーを持っていないので、是非とも突起無しを購入しなければならない。

 現状をDAYTONAへ問合せてみると「旧品では突起はありましたが、現行生産品はありません」とのこと。どうやら市場へは突起の有り/無し双方の型が混在して出回っているらしい。店頭で現物を確認してから購入するつもりは更々無かった(だって、定価販売だもん)ので、某オークションで目星をつけた4社へ問合せる。  回答が帰ってこない会社、デイトナに問合せて下さいという会社はまずパス。残りの2社は突起あり、突起なしそれぞれだったので(やはり市場には混在して出回っているらしい)、当然突起なしの店から購入。送料込み¥16200。  届いて真っ先に裏側を確認しましたね。  


 取付は一日かけてゆっくりと行った。
 気をつけることと云えば、そのままではマスター側のバンジョーフィッティングが回ってしまう可能性があり危険なので、タイラップでFフォークへ固縛しておくべきことくらいである。
 後はメッシュホースの交換と同様、ブレーキフルードのエア抜きをしっかり行うくらいである。

 試走後の感想は、非常にいい。ブレーキがノーマルよりもコントローラブルである。速く走るという意味においては、マフラー交換より効果的だろうと思う(交換したことないけど)。
 お勧めの一品である。

後日談:ラジポンなので、リザーバタンクは別体式である。こうなると、ノーマルのままの横置きクラッチマスターが寂しい、非対称が気になりだした。ついでにクラッチも軽くできればいいのだが。で、ネットを探すとクラッチ側のマスターはやはりブレンボかベルリンガー、しかも軽くできるのはブレンボの16×18らしい。もしこれを付けたら、ブレーキがニッシンでクラッチがブレンボ。逆じゃない、普通(笑)

後日談2:どうやら2007年度新型モデルとして、ニッシンからラジアルクラッチマスターが発売されたらしい。但しノーマルの横置き14mmに対応したΦ19のみ。しかも本体色はブラウンとゴールドのみで、ブレーキ側と同じブラックの設定は無い。何で?


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