NR PEG

2007年4月8日


 某オークションで純正ステップ一式を落札したら、オマケで付いてきた。

 昨夏(2006)、久々のタチゴケを喫した。

 ここ何年もタチゴケとは無縁(ハヤブサ以前は軽量のオフ車だったので当たり前)だったのだが、駐車場でUターンしようとしてハンドルがロック、そのままゆっくりと右へ倒したのである。
 幸い怪我も無く、マシンは同じ駐車場でナンパ中の若者に手伝ってもらい起こすことができたが、問題はマシンのダメージである。右のハンドルバーとともに、右ステップホルダーも曲げてしまった(ハンドルバーは後日某オークションGETの中古品に交換した)。

 暫くはステップホルダーの裏にワッシャを入れ、真っ直ぐになるように調整して乗っていた(バイク屋に「違和感無し」と言われた)のだが、やはり曲がった部品が付いていると云うのは気持ちが悪いのである。

 某オークションをウォッチすること半年、2004年型のステップホルダー、純正ステップ(左右、シフトリンク付き)、デュラボルトNRペグ一式を6500円で落札。NRペグだけでも定価8190円なので、お買い得の見本みたいなものである。

 届いた部品を仔細に眺めると、純正ステップバー裏側の防振ウェイト形状が私の2000年型と異なっている事に気付いた。
 2000年型の防振ウェイトは右が約5mm厚、左が約10mm厚なのだが、2004年型のそれは左右ともに15mmはあろうかという大物である。
 それから色々と調べたが、ステップ周りに関する設計変更の情報は皆無である。ネットで写真を探しても、わざわざノーマルステップのUP写真を撮るスキモノがいるはずもなく…。
(結局、情報が無いという事は困った人がいないということで、ということは取り付けはおなじということだ、と無理矢理自分を納得させた)


 ステップホルダーの交換は簡単である。とはいえ、取り付けてあるHEXはやけに固く、あやうく頭をナメてしまうところであった。

 さて、インプレッションであるが、ポジションはノーマルと変わらない。バーを変えただけなので、当たり前である。ステップのゴム(と防振ウェイト)が無くなった分、振動は大きくなっているが気になるレベルではない。1日1000km走ると何か影響があるかもしれないが、そのレベルである。

 ただ、右足よりも左足の方が振動が多い事に気付いた。考えてみればチェーンは左側にあるので、当然である。それで純正ステップでは左の防振ウェイトの方が大きかったのであろう。

 後、シフトがカチッと入るようになった。どうやら2004年型以降はシフトのリンク比が変更になっており、かっちり入るようになったそうなのである。これは思わぬ怪我の功名であった。安い部品であるし、交換をお勧めする。


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