春日村のゼフ


2009年6月27日
 

  毎年恒例、春日村へのゼフィルス採集行。


 毎年この季節は岐阜県春日村へゼフィルス(ミドリシジミ類)の採集。
今日は天候と気温に恵まれ、梢の上で乱舞に近い状態で飛んでいる。

ゼフは梢の上を飛翔するため、採集には5m前後の長竿を使うのが常套手段だが、移動手段がバイクの私にはそんなものを持ち運ぶ術が無い。
そう、いつぞやの和泉守兼定(1.5m)を使うしか無いのである。

で、どうするかというと、何もしない(笑)
ただひたすら、飛び疲れて低いところへ下りてくるゼフを待つだけである。数を採集するつもりは無いので、これでちょうどよいのだ。

ほら、採れた。

緑色の金属光沢が美しい。
ミドリシジミと一口に言うが、「クロミドリシジミ」という黒いミドリシジミもいるから要注意だ(笑)
採ったのはヒサマツミドリシジミ、である。



ヒマだったので翌日も同じ場所へ。
この日は前日ほど飛んではいず、そのかわりにちょっと珍しいものが採集できた。

ウラキンシジミ、である。その名の通り裏が金色、表は非常に黒っぽい茶色である。
我家の標本箱には無いんじゃないかな? 
そして当然裏展翅(羽の裏が見えるように、裏向きに標本にすること)にしたのである


標本箱へ