MINI試乗記


2017年11月23日
 

 出来心でMINI(BMW)を試乗したので記録しておく


 ネットでミニ(BMCではない。最近の、BMWミニ)の「1泊2日モニター募集」というのを見つけた。特に興味はなかったのだが、出来心で応募したら当たってしまった(実は土日以外は空いているらしい)。ので、11/23、24の2日間、借りることにした。仕事は、飛び石の真ん中を有給で埋めて4連休である。
 私の中のミニといえば、往年のBMCミニであり、最近のはBMW傘下であるということも今回初めて知った。

 とりあえず、借りたミニは最新型のクーパーSD 3ドア(F56)。ガソリンエンジンがよかったのだがディーラーの配車の都合でディーゼルエンジン。2000cc、170HP、36.7kgfm、P/W0.13は立派である。(ガソリンエンジンは192HP、0.15!。ただしトルクは3割ほどうすい)

 まずはキャビンの中から。

 フロントウィンドウの視界、左右は十分。ウインドピラーの位置もよく、トヨタ車のように、右折時に視界の妨げになることはない。一方、上下にはやや狭い。普通に走っている分には問題はないが、急な上り坂へ差し掛かるところで視界が不十分。特に、バックミラーが視界の妨げになっている。もうちょっとよくしたいが、スタイリングとの兼ね合いで難しいだろう。

 ハンドルの左に映っている丸いのはnavi。輪っかのところが写真では赤く光っているが、何かを操作するたびに青やら紫やらへ変化する。ちょっと安っぽい気もする(ラブホのネオンみたいw)が、運転中、夜間ともに意外と気にならなかった。

 シートは、バケットみたいなシート。二日目の三河湾スカイラインではこれの効果を体感したが、それは後程。







 スイッチ類は、一般的なプッシュ式やシーソー式ではなく、トグル式。おかげで誤操作防止のガードが付いていて、飛行機みたい。個人的には〇だけど、ガードが樹脂なんで、何かの拍子に折れそうなんだよな。

 













 シフト。Dの左、M/Sへシフトを入れるとセミオートマ(?)みたいにマニュアルシフトとなる。これが、三河湾スカイラインを走っている時にとても楽しかった。



 車体の取り回しは、軽自動車にプラスアルファくらいの大きさなので全く問題無し。というか、あの、体の大きなイギリス人やドイツ人がよくこんなサイズの車で我慢できるなと思う。ひょっとしら、日本の軽もボディそのままのエンジン換装(排気量UP)だけで売れるんじゃないか?











 さて、借りた初日は琵琶湖へ行ってみたのだが、全行程下道。ディーゼルのせいか、ダッシュがよく、キビキビと走る感じ。琵琶湖湖岸道路は嵐だったので残念だったが。

 二日目。晴れたので三河湾スカイラインへ持ち込み。これが、凄い!加速もよく、クルクルとよく回る。ディーラーが「ゴーカートみたいに曲がる」と言っていたが、まさにその通り。バケットシートのホールドもよく、M/Sのシフトも面白い。低い車高と扁平率の大きいタイヤのせいかローリングもほぼなく、タイヤががっちりと路面をつかんだまま走っていく。運転が、とても楽しかった。

 あまりの良さに欲しくなり、車を返す時にちょっとだけ商談してみたが、460万円ですと。ちょっと無理かな…

 後日、比較のためにスイフトスポーツを試乗したけど、インテリアはミニの勝ちかな。走りは、恐らく互角。価格はスイフトの圧勝(半額だもん)。

 さて、買うならどっち?迷うけど、ミニかなぁ。

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