トライアンフ ボンネビル試乗記


2015年1月12日
 

 エンジン形式が違うとはいえ同じツイン、同じクラッシックでもモトグッツィとはずいぶん違うのだ。


 

名古屋のオートプラネットへトライアンフ ボンネビルT214を見に行った。T214はT100の限定車で、ご覧の通りとてもカッコいいのである。
















フロントフェンダー先端の星マークなんて、泣かせるほどしびれるのだ。ハヤブサにもつけてやろうかと思ったくらい(笑)














 さて、T214を見に行ったら、限定ではないT100の試乗車があったので乗ってみた。以下、インプレをまとめておく。

乗ったのはこの青いマシン。
まず、ポジションだが、楽。上体はほぼ直立かと思われる。足もべったりつく。
ちなみにカフェレーサータイプのスラクストンもあったのでまたがってみたが、そっちは前傾がやはりややきつく(カフェなのでしょうがない)、足つきもなぜか悪い。デザインはいいのだが。

 ハンドリングはクセがない。もっともこれは、最近の各社ともに同じ傾向。少なくともとっつきで乗りにくいものは造っていない。以前に試乗したZRXの方が、よほどヒトクセあった。ただ、タイヤサイズかジオメトリーか、峠の小回りは疑問。攻めるバイクではないので当たり前と言えばその通り。特に欠点ではない。
 加速は、意外と良い。実用上、高速道路でも非常識な速度でなければ十分に使える。BMWのRnineTみたいな頭打ち感も無い。同じクラシカルなスタイル、同じツインということで、以前に試乗したモトグッツィみたいなゆったりしたドコドコ感を想像していたがさにあらず。モトグッツィは小さい峠の小回りと街中がステージ、ボンネビルは中速以上のコーナーと街中、加えて高速道路も守備範囲になるだろう。
 気になったのはタンクキャップに鍵が無いこと。オプションで追加可能だが、鍵が別体になってしまう。

全体的にとても好印象、ハヤブサの次、60歳をこえたらボンネビルかもしれない。気になる1台ではある。
今の気持ちは、ボンネビル>モトグッツィ>>>>>RnineT、かな。

・オマケ:ロイヤルエンフィールドも置いてあったのだが、インドとしか言いようの無い色合いだったのはやはり(笑)


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