ダイヤモンド富士


2009年12月27日
 

 東京長期出張中、何度となく登った高尾山。冬至の頃は、富士山の山頂に夕日が沈む絶景が見られるという。その名も「ダイヤモンド富士」。釣られて行ってみることにしたのだが、果たして天候や如何に?

 冬至の頃、東京八王子の高尾山へ登ると、夕日がちょうど富士山の頂上に落ちるという。そしてその光線の美しさから「ダイヤモンド富士」と名づけられているのだ。
 高尾山なら出張先のホテルから近い、ならば行ってみるより他は無いのである。

 本当は前日土曜日に行くつもりだったのだが、急遽仕事と相成り、翌日曜へと延期したのである。土曜日は快晴だったのだが、さて本日は…

 昨日に引き続き、本日も天気は上々。高尾山頂へは日没頃に到着すればいいので、午後過ぎまでは奥多摩鳩ノ巣で廃村峰の探索に時間を費やした。
 鳩ノ巣からは電車を乗り継ぎ高尾へ向かう。左写真は途中の乗り継ぎ駅で見つけた特急電車かいじ、である。顔が面白いので撮ってみた。
 私は鉄分は濃くなく、私にとって珍しい列車や路線に乗ること、そしてメカニズム自体には興味はあるが、それ以上、例えば鉄道の歴史や分類、といったものについては興味は無い。
 それでも電車の顔はこのところ随分と面白くなったと思う(特にスーパービュー踊り子や南海電車のラピートは秀逸)のである。電車の場合、新幹線を除いて形状が性能に余り影響しないこと、ではあるが軌道幅などから寸法に制限があること、などからそういった造形が生まれるのだと思う。


 高尾駅に到着。
 何回か来ているのだが、天狗の顔があるとは気づかなかった。ホームの一番端なので、入線の時に注意していないと気づかない。ちなみに高尾山の薬王院にも巨大天狗と烏天狗がいた。しかもこっちは阿吽の呼吸だ(笑)











 JR高尾からは京王線に乗り換えて高尾山口まで。常の通り歩いて登っても良かったのだが、時間の都合でケーブルカーに乗ることにする。乗ってみたかったのだ(笑)
 写真はわかば号、そしてもう1台はもみじ号である。








 高尾山のケーブルカーは勾配が日本一、とか何とか車内放送で言っていたような気がする…



 余裕をもってダイヤモンド富士のビューポイント、紅葉茶屋(だっけ?)に到着。
 山頂には大勢の見物がいるのだが、そこから10分ほど歩いたここにはそれほどの人はいない。
 
 問題の天候は晴れ。だが、遠く富士山方面には雲がかかっている…









 残念!これが限界。
 本当であればこれで富士山の山頂に太陽がかかって、その光芒がダイヤモンドの如く見えるはずなのだが、どうしても雲が切れなかった。
 茶屋の親父曰く「昨日は綺麗だったのにねぇ。惜しかったねぇ」ですと。
 くうぅ、来年(既に今年か)の冬至の頃も何か出張を作って来るのかなぁ…。






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