根尾能郷と上大須ダム
2008年11月23日
思いついて8年振りに根尾の黒津、越波へ向かってみた。が、途中、折越林道で雪崩により通過不能。止む無く引き帰して来た。冬の訪れを感じた一日であった。 |
11月23日、新嘗祭。
思いついてR157を北上、根尾の黒津、越波(おっぱ)へ向かう。以前行ったのはジェベルの時なので、8年振りである。
根尾川を北上している途中、能郷白山(?)が見えてきた。黒津、越波はあの冠雪している山の麓。なにやら先行きが怪しい予感がしてきた…。
樽見駅を過ぎ、道の駅根尾の辺りで路肩に除雪された雪があった。尋常な量ではないが…。2、3日前に下界で降った雨がここでは雪だったらしい。元々、根尾地区は東の徳山村とともに豪雪地帯なのである。
途中、発電所があった。根尾発電所である。あの導水管をたどって山の中へ入って行きたいと思うが、今日はパス。
発電所向の民家の庭には、趣のある手水場が。
なかなか良い雰囲気だと思うのであるが。
さて、家から1時間弱のところ、能郷でR157は行止まりとなった。実はここで通行止めになっているのは知っていたのだが、それを確かめに来たのである。
それにしても看板が多く、脇もガッチリと固められている。
傍らにはR157名物、「落ちたら死ぬ!!」の看板が。実はこれが見たくてここまで来たのである。
R157自体は、10数年前にカタナで抜けたことがあるのだが、その時は気付かなかった(当時はまだ無かったのかもしれない)
このままゲートとにらめっこしていてもしょうがないので、樽見駅まで引き返し、R418から県道255へ入って上大須ダムへ向かう。
上大須ダムからは西へ折越峠、猫峠とつないでいくと越波、黒津へ到達、R157へ戻るはずである。
ちなみにこれは車で2時間程の距離であるが、正規の迂回ルートである。そして、他にルートは無い。 |
途中、空地(NEOキャンピングパークの駐車場と思われる)で雪遊び。
上大須ダムが見えてきたが、景色は寒そうである(外気温は10℃前後あるので平気なのだが…)。
これはダムの天端から下流側を見ている。実に寒そうな雪景色だ。
こちらはダム湖と左門岳(?)である。やはり雪景色。
展望台からダム湖を眺めていると、何やら野生動物の声がする。振り返ると駐車場を猿が歩いていた。
ついでなのでダム湖を一周しようと思ったが、対岸はこのような状態なので断念。
大人しくダムを下り、初期の目的地である越波へ向かうことにする。
が、ダムの下にある折越林道入口ですでにこの状態である。先行きの見通しは全く無い…。
1車線の幅しかない折越林道を行く。路面は除雪してあるものの、路肩に積まれた雪の向うは千尋の谷なので、はっきり云って恐怖である。万が一でも滑落したら、命は無い。
それでも何とか峠を越え、越波側に降りかかったところで雪崩である。
無理をすれば超えられなくも無いようであったが、こうして写真を撮っている間にも山側から雪がパラパラと落ちてくる。時間も午後遅くなって来たので、ここで引き返す事にした。越波側で日が暮れて、閉じ込められてもシャレにならないので。また来年チャレンジすることにする。
冬の訪れを感じた一日であった。
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