国道303号周辺とそれから(その3)
夜叉ヶ池林道、ホハレ峠と馬坂峠


2008年8月2日
 

  国道303号は岐阜と滋賀を結ぶ最も北の峠である。その周辺に焦点をあて、八草峠(旧道)、土倉鉱山跡、夜叉ヶ池林道、ホハレ峠を紹介する。また、帰りがけに通過した徳山村と根尾村を結ぶ馬坂峠についても報告する。

 土倉鉱山からR303へ戻り、八草トンネルを岐阜側へ抜ける。


 そして
ここがR303と夜叉ヶ池、ホハレ峠方面への分岐。
 橋の手前が夜叉ヶ池方面、向うがホハレ峠への分岐である。

 先ずは、
雨乞い伝説のある夜叉ヶ池 方面からアタック。








 夜叉ヶ池へ行く途中に、坂内バイクランド(モトクロス/エンデューロのコース)がある。
 走行車両がいなかったので、コース上に入ってみた。






 
 右写真はコースから管理塔を見ている。坂内バイクランドはコース使用料無料、またレース時以外は管理塔も無人である。





 コースは、とてもではないがツーリング仕様のKDXでは走れない(腕もない)。管理塔の方からレース仕様(と思われる)の爆音がしてきたので、早々に退散した。

 この後は、荒れた舗装の狭い九十九折れを20〜30分ひたすら走って夜叉ヶ池登山道入口の駐車場に到着。


 登山道は写真左になる。予想通り単車での突入は不可能なので、一休みの後R303の分岐まで戻り、ホハレ峠へ向かう事にする。

 夜叉ヶ池へはそのうち行ってみたいものではあるが…。






 ホハレ峠は、坂内村川上地区と旧徳山村門入地区を結ぶ里道である。なぜ行ってみたかったのか? と云われても困るが、とにかく地図を見ていると行ってみたくなったのである。


 R303の分岐から荒れた舗装を登っていくと、ここからダート。
 









 路面(特に路肩)の悪さにビクビクしながら(今日はちょっとKDXの調子も悪い)更に行くと、ここが峠。お地蔵様に挨拶する。



 左写真はお地蔵様の先。ひどい藪で入ることができない。轍があるので興味はそそられるのであるが…。またもや藪の少ない季節の再チャレンジを誓うのである。








 
 右写真は来た道を振り返っている。ここへ至るまでは狭い林道なのであるが、この部分だけは車が転回できるだけの広さを確保している。


 R303へ戻り、次の目的地である馬坂トンネルへ向かう途中、熊に遭遇した。

 体長は1.5mほど。こんなのが林道で突然現れたらちょっと…。










 

 R303を走行中、不図気付いたのであるが、実はR303という道はダム(横山ダム)提体の上を通っている。
 ダムの上が車両通行可能であること自体が余りないのに、しかもそれが国道であるのはかなり珍しいのではあるまいか。







 横山ダムを東へ渡ってR417を北上、徳山ダムを通り過ぎて
馬坂トンネルの西側へ向かう。


 これが馬坂トンネル、昭和8年の開通である。トタン屋根みたいなスノーシェッド(?)が泣けるのである。
 トンネル入口にトラ模様の枠があるが、普通乗用車以上は通行不可能である。

 冬季は当然通行止め、それ以外の季節でも少しの雨ですぐに通行止めになるので、なかなか通る機会に恵まれなかった。
 岐阜へ引っ越して以来、十数年越しの悲願達成である(大袈裟)。

 馬坂トンネルを根尾側へ抜け、その後、小一時間程で帰宅した。

 本日の走行距離240km(KDXではキツい)、燃料代2000円成。


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