国見峠と鳥越峠
2008年7月13日
ミドリシジミ採集で春日村へ出かけた。が、結果はボウズ。仕方がないのでそのまま国見峠で滋賀県側へ出て、鳥越峠で戻って来た。
岐阜の春日村では
ミドリシジミ
という蝶が採集できるのである。
諸事情がありベストシーズンからはやや遅れたが、行ってみることにした。
が、結果は予想通りボウズ。採れる時はいくらでも採集できるのだが、日が悪かったようだ。
しかたがないので、岐阜滋賀の県境にある
国見峠
まで登ってみた。
峠には開通碑と祠がある。昔からの峠であるが、車が通行できるように整備されたのは最近らしい。
駐車場からは伊吹山の北斜面が綺麗に見える。
実は、お目当てはこっち。
峠から伊吹山に向けて南下していく林道である。昨年、ミドリシジミ採集に来た時に見つけた。
新しいせいなのか地図を見ても載っていはいず、ひょっとして伊吹山の山頂まで行けるのではないかと期待していたのだ。
が、走り始めてすぐ下り、1キロ程の所で道が無くなってしまった。右側の急斜面に幅30cm程の登山道が付いているが、当然、単車では無理。徒歩で少し入ってみたが、恐怖以外の何物でもない。
この道は、どうやら右写真の奥に見えている砂防ダム用の作業道だったらしい。
諦めて峠まで戻り、滋賀県側へ下って行くことにする。ゲートが閉鎖されていることも多いようだが、この時は開いていた。
これは、下りて行く途中で分岐していた林道を終点まで入ってみたところである。
途中で鹿の親子に出くわし、少々驚いた(お互いにね)。
以前の国見峠はダートも残っていたように聞くが、今では完全に舗装されてしまっている。ダートであった名残は、道幅の狭さに留めるのみである。
滋賀県側に下りたら県道を北上し、今度は金糞岳南側の鳥越峠を目指す。
ここが鳥越峠の
滋賀県側起点
である。峠まで約10キロ。
峠までの10キロがダートであると嬉しいのだが、世の中はそんなに甘くない。右は峠での写真であるが、当然のように全線舗装済である。ちなみにここから先、岐阜県側への下りも全線舗装済であった。
岐阜県側へ下る途中、イビデンの小さな発電所があった。上流の川から集めた水は導水管でこの池に導かれ、
発電に使われた後、右の導水管で下流へ流される。
最近、発電所や導水管に萌えるものを感じているらしい私…。
峠から10キロ走ったところで鳥越林道は終り、R303に合流する。
起点から終点まで約20キロ、全線舗装の林道であった。交通量を考えるとわざわざ舗装にする意味があるのか? とも思えるが、舗装したほうが道路の維持費が安上がりなのかもしれない。
また、実際の所、ダートの20キロというものはかなりきついものであるし、勾配もあるのでダートは危険である。
これはR303の道端に展示(?)してあった貨車とその内部である。
貨車の中央にあるのは石油ストーブ、左奥の個室は手洗いでしょうか。
結局、KDXであてどなく彷徨った一日になった。
走行距離260km、この頃ガソリン代は高騰していて、近所のスタンドで2000円以上支払ったのである。
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