真寄勢林道と中美濃林道


2008年6月1日


  関市洞戸の高賀に林道の立体交差がある、と云う噂を聞いて物珍しさで行ってみた。ついでに高賀山近辺の林道も探索。帰りは昔通ったことのある片知渓谷経由で帰宅した。

 関市洞戸にある高賀は名水で有名であるが、今日の目的はそこにある真寄勢林道(?)の立体交差の確認である。
 R256を北上、高賀神社へ向かう。

 板取川を東へ渡ってすぐのところに不思議なものを発見。




 






 用水のようであるが、山の斜面から現れたて、また斜面へ消えていく。いったい何処へ行くのであろうか。
 実はこれ、洞戸発電所の導水路である。後日確認した。





 
 高賀神社からは、北側にあるそれらしき林道を入って行く。









 人里近い林道といえば車の不法投棄がお約束であるが、これは懐かしいスズキ フロンテ(セルボ?)が朽ち果てている。2サイクル360cc、私が免許取得後初めて運転した車である。


 
 ガレ場を気にせず進んで行くと、4キロほど先でこんな風になってしまった。藪で分かり難いが、左側は断崖絶壁である。

 どうやら道を間違えたようなのでUターンする。

 ここは登山道だったようだ。




 

 高賀神社まで戻って、大鳥居の手前で東へ分岐している(リンク地図の矢印のあるところ)林道へ入る。










 舗装された林道を暫く進むと、行く手に噂の立体交差が見えてきた。

 何となくダートでないのが興醒めではあるが…









 立体交差の下をくぐった道はすぐ左へ180°ターンし、上の写真で云うところの橋の左側(恐らく東側)へ出る。左写真の通り、橋の上は何故かダート(笑)

 林道は橋の袂で分岐しており、本線は直進。橋の方向は支線であるが、面白そうなので行ってみる事にする。





 1キロほど行ったところで大きな落石があり、道が完全に塞がれている。
 落石の帯は数メートル、その先はまだ林道が続いているが、これ以上の前進は不可能なのでUターンして橋まで戻り、本線を行くことにする。
後日談1:後日、ここの反対側と思しきところへ到達した。
後日談2:地図を見ながらつらつら考えていると、ひょっとしたら数年前にジェベルで通ったかもしれないことを思い出した。但し正確な記録が無いので定かではない。



 本線は途中からダートになり、グングンと高度をとっていく。それにしても落石の多い林道であり、ちょっと気味が悪い。
 こんなものが放置されたままということは、林業の作業道としても余り利用価値が無いのであろう。






 

 標高はかなり高いようであるが、高度計を持っていないので具体的には分からない。
 手持ちの地図を見ても、最早どこを走っているのか不明である。ただ、分岐の無い一本道なので、迷う心配だけは無い。
 写真中央に見えているのは高賀神社だと思う。







 ガレ道を登り切ったところでゲートがあった。一瞬、Uターンかと思いひやっとした(戻りたくなる道ではなかったのである)が、何とか通過。
 右は片知渓谷を下る道、直進は中美濃林道である。ここへ来てようやく現在位置が判明した。

 ここから始まっている中美濃林道は南半分のみ(北半分についてはこちらを参照)であり、途中で行き止まりになっているのは分かっているが、とりあえず行ってみる。

 
 心なしかKDXのエンジンの調子が悪く、咳き込んでいるような気がする。
 が、こんなところで悩んでもしょうがないのでそのまま進んで行くと、途中に道案内の看板があった。

 標高が1000mを越えている。まさか家から1時間足らずの距離で1000mを越えるとは思っていなかった。

 どうやらKDXには酸素が足りなかったようだ。







 中美濃林道は舗装のまま更に高度を上げつつ、途中でダートになったと思ったら終点である。
 通行止のゲートの如く置かれた石の向うは断崖絶壁。
 この先どうやって道を付けて行くのか、素人にはちょっと想像がし難い。開削すべき山肌はそこに無く、土砂で埋めようにも奈落の底である。





 ここで止むを得ずUターン、先程の分岐から今度は片知渓谷を下っていく。舗装路なので快適そのもの。



県道へ出たところで、自由の女神が待っていてくれていた。



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