美山の風景(その5)仲越(1)


2008年5月


  美山の最深部が仲越である。山深い秘境、と形容するしかないが、かつてはここに小中学校の分校があったのである。

 谷合交差点から県道200号を北上すること約20キロ、美山の最深部がこの仲越(なかごし)集落である。
 集落の先には仲越林道があり、元々はそこへ走りに行った道すがらにある美山の集落に惹かれたのが、この連載のきっかけである。

 
 仲越は美山の最深部、従って県道もここで終点である。
 ここまで10キロ近く、1.2車線の簡易舗装が続いている。離合場所も余り無く、車がどうやってすれ違っているのか不思議ではある。
 尤も、ここまですれ違った車は無かったが。







 
 通行不能の看板を右へ行くと100m程先に仲越小中学校跡がある(建物は当時のものではない)。
 記録には昭和54年廃校とあるので、そう遠い昔ではない。当時の生徒数は25名だそうである。

 写真には写っていないが、校庭の隅には古タイヤを利用した遊具が残っていた。
 






  もう一枚、反対側から。山の深さがわかるだろうか。





 季節が良かった(訪問したのは5月上旬)ので、ウスバシロチョウを採集した。










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