タイヤ交換記
2009年2月14日、15日
走行距離35090km
長いことバイクに乗っているが、実はタイヤを自分で交換するのは初めてである。Rタイヤ交換は結構手間取ってしまった。
セカンドマシンであるKDX、維持費は極力抑えなければならない。
となれば、自分でできること、できそうなことは自分でやって工賃を浮かすより他は無いのである。
今までタイヤはおろかチェーン、スプロケットなどを自分で交換したことはないのであるが、ネットで調べてみるとそう難しいことでもないらしい。
一昔前だと本で調べる(当然立ち読み)か詳しい人(回りにいるとは限らない)に聞く、はたまたバイク屋へ行ってオヤジの作業を盗み見る(相手も商売。メシのタネを減らすようなことは教えない)しかなかったのだが、便利な世の中になったものである。
タイヤ交換の工具はタイヤレバー3本(大×2、中×1)、ムシ回し、リムプロテクター、ビードワックス。これらを工具のコンビニ
ストレートで揃えた。〆て2500円程であり、これならばタイヤ交換1回で元が取れると云うものである(但しこの他にトルクレンチ等も必要になるが、そっちは持っている)。
さて、フロントタイヤを外す前に新旧タイヤの比較写真を撮る。
ものの見事に山が無い(笑)。
タイヤはBSのTW301(リアはTW302)をチョイス。腕の無さはタイヤでカバー、とばかりに本当はダンロップのD603(しかも常に一番安い)を狙っていたのだが、ウェビックの年末バーゲンセールでD603が1諭吉+、TWが1諭吉−といつもの序列が逆転していたので即買いである。
ちなみにサイズは純正の70/100-21ではなく、互換性のある2.75-21である。
車体をジャッキUPしてホイールごとタイヤを外す。心配したビード落しも、手で抑える程度でOK。タイヤレバーとリムプロテクターを駆使して難なくタイヤを外したのが右写真。
我家のKDXはA3型、この時点で17年目の老体である。いい機会なので前オーナーが一度も交換したことが無い(と云っていた)リムバンドとチューブも交換する。ちなみにリムバンドはタイヤと同じBSであるが、チューブはIRCである。高性能チューブならIRC、と云う訳ではなく、一番安かっただけである。(勿論、リムバンドはBSが一番安かったのである)
ちなみに外したチューブは御覧の通り。劣化して表面に粉(か団子)みたいな粒々が吹いている(が、貧乏性なので予備として取っておくことにした)。
タイヤの取り付けは予め中にチューブを仕込んでおき、ビードにワックスをたっぷりつけて片側を押し込む。続いて反対側のビードも少しタイヤレバーを使いながら押し込む。
こうしてフロントタイヤの交換は比較的簡単に終了したのである。
フロントは、ね…。
翌日、続いてリアタイヤの交換に取り掛かる。まずはお約束の比較写真。
フロントタイヤどころの騒ぎではない。これではスリックタイヤならぬスリップタイヤ状態である。
実は濡れた路面が非常に怖かったのである。
さて、ここからはリアタイヤ交換作業の写真は無い。何故って? 交換作業で疲れ切って、それどころでは無かったからである。
リアタイヤはフロントに比べて非常に硬く、交換に半日かかってしまった。しかも翌日は肩凝りのオマケ付きである。
まず、ビードを落とすのにフロントのように手では落ちない。足でグイグイ踏みつける必要がある。タイヤを外すのにも、タイヤレバーを駆使してフロント以上の力が必要になる。
何とか外し、今度は新品タイヤを組付けようとしても、頑としてビードが入らない。全体重をかけて押さえつけようが何をしようが入らないものは入らない。最後は余りやりたくなかったが、かすかに「メキメキ」と音をたてるのを無視してタイヤレバーで入れ込んだ。朝から始めた作業が終了したのは午後もだいぶ回ってからである。
あぁ、疲れた…。