Kawasaki KDX125SR 購入記

2007.12.15購入
走行距離 31454km〜


 ハヤブサ購入の下取りとしてジェベルを手離し早4年、しかしやはりオフ車が欲しいのである。
 元々、「中型免許(今は普通二輪?)しか持っていなく、かつバイクは1台だけならばオフ車を持つべし」が持論の私である。中型のオフ車であれば、高速道路を使った超長距離のツーリングを除けばその行動範囲はオン車の敵ではないのである。

 ハヤブサの性能には不満があるどころか、大いに満足している。街中、峠、そして長距離ツーリングにおいて、ハヤブサほど高い次元でオールマイティに使えるマシンは存在しない。

 そう、オンロードにおいてはね…。

 レースや峠を走る事も好き、でも一番好きなのはツーリング。そしてその根底にあるのが私の場合、「知らないところへ行ってみたい」という好奇心のようなのである。であるならば、道さえあれば(例えそれが林道であろうと獣道であろうと、はたまた廃道であろうと)入って行けるオフ車の購入は必然の流れである。それに昆虫採集にも便利だし。

 ハヤブサ購入後1年くらいはそれだけで満足だったが、やはり何かが物足りない。さりとてまともにショップで中古車を買う程の予算もないので、特別友人価格を狙うべく仲間内で機会があれば「125のオフ車が欲しい」とノタマい続けていた(笑)。
 125としたのは任意保険に原付特約が適用でき、格安になるからである。ツーリングのことを考えれば中型(普通二輪)以上の排気量が良いのだろうがそこはそれ、長距離の尻の痛さや肩こりは我慢すればよいのである(後日、思い知らされることになるが…)。

 さて、そうこうしているうちに石の上にも3年、やはり持つべきものは友である。会社の人から「買わない?」の声がかかった。騒いではみるものである、求めよさらば与えられん(笑)。

 私の使い方(山奥に入ったまま出てこない)からすると航続距離の長いマシンが必要なので、燃料タンクが大きくかつ燃費の良い4ストがベスト。しかもスズキマニアなのでDJEBELかDF、はたまたSXが希望だったのだが、声がかかったのはKDX125SR A3型(92年式)。燃料タンクが小さくかつ燃費が悪い2スト、しかもカワサキである。

 しかし、私の予算内、ということであっさり商談成立。斯くして2007年12月15日、我家にKDXがやって来たのである。


追記:冒頭右の写真は2007年12月16日、日付から分かる通りKDX購入の翌日に岐阜県山県市の柿野谷西洞へ行った時の写真である。いきなりこんな所へ行ってしまったところに、私のハシャギっぷりがよく現れている。翌2008年以降、KDXとともに頻繁に林道や獣道、それに廃道を走ることになるが、今にして思えばこれがその嚆矢である。


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