SUZUKI
GSX1300R
ハヤブサ 購入記
2003.12.6購入
走行距離 2770km〜
1.購入前
通勤でDJEBEL200に乗ってはいたというものの、気持ちはしばらくバイクから遠ざかっていた。
しかしいつの間にか大型免許が自動車学校で取得できるようになっていて、「初めてのバイクがリッターマシン〜www」とかいう若者が身の回りにも増えてきたのである。
自然、職場でバイクの話をする機会も増えたのであるが、まだまだ他人事であった。所詮は所帯持の私、お父さんの遊びの為に百ン十万は払えません。
その時点でのジェベルの走行距離は約6万。年間の走行距離を約1万キロとしてあと4年、〆て10万キロまでは乗るつもりであったのだが、突如としてエンジンのガスケットが切れ、生ガスを蒸気機関車のように噴く状態になった。とりあえずの修理(とは云ってもガスケットとともにピストンも交換した)はしたものの、思えばサスもスカスカ、エキパイにも穴が開いている状態である。
これってひょっとして天の啓示?
2.機種選定
私の好みを並べると下のようになる。
@スズキであること ← スズキマニアである
Aスタイルがいいこと
← あくまでも個人的主観で
B排気量が大きいこと ← デカエンジンフェチである
C革ツナギを着た時が最も似合うマシンは買わない ←
革ツナギ(高価)が欲しくなると困る
D安い方がいい ←
浮いた予算で燃料を入れて遊びに行く方が良いのである
さて、これら条件を満たすとなるとGSX1400か、ハヤブサ、そしてGSX1100Sカタナである。写真で見る限りでは、ハヤブサの印象は良くなかった。それにハヤブサはカウル付きである、カウル付きなら革ツナギが欲しくなる。それはちょいと困るなぁ。
とりあえず、実物を見るだけ見てみよう。勿論、買う気は無いけどさ…。
3.実機確認
カタナは程度の良いものが無かった。というか、程度の割に高すぎである。何でFフォークに錆の浮いたマシンが80万もするんだ? 真っ先に候補から除外である。
GSX1400は思った通り大きかった(笑)。まるで往年のKZ1300みたいだったが、この大きさがたまらないのである(←デカエンジンフェチ)。しかも程度の良いものが多くかつカタナより安い。これはコイツが第一候補か? と思ったのだが…。
ハヤブサは岐阜市鶉の赤○爵で初めて見た。
はっきり云おう、見た瞬間に電流が走った。生涯2度目の電流である(1度目は初めてカタナを見た時)。しかも、魂まで抜かれてしまった。
ハヤブサの魅力は写真では伝わらない、現物を見るに如くは無いのである。陳腐な云い方になるが、存在しているだけでオーラを発散させつづけている、稀有のマシンである。
こりゃもう買うしかないか…
4.購入
ハヤブサとGSX1400の価格差20〜30万は、所帯持にとっては少なくない額である。勿論、ハヤブサの方が高い。
しかし、我家の財務大臣(嫁、とも云う)曰く。
「GSX1400は、もう少し歳を取って腹が出てからでも乗れる。でも、ハヤブサは今(の体形で)しか乗れないよ(当時の体重50数キロ)」
かくして、我家にハヤブサがやって来た。2003年12月6日のことである。
5.後記
実は、スタイル以外は何も知らずに、と云うかスタイルだけでハヤブサを購入したのである。
スズキの旗艦であるとか、市販車初のストック状態で300km/hを突破したとか、そのくせオールマイティに使えるマシンであるとかは、全て購入後に知ったのである。
そして、私が購入した2000年型が、市販車最後の300km/hオーバーマシンであることも。
久々にいい買物だったかも知れません(笑)